「絶対勝てる」の言葉には裏があります。
地方競馬場で見られる予想屋のおじさんの話に続きとして、企業体としての予想屋についてお話したいと思います。
競馬新聞などを見ていると、予想屋の広告を見かけることがあります。
もちろん、あの広告は競馬場で予想屋をやっているおじさんが出しているものではありません。
競馬予想会社が出しているものなのです。
では実際にあのような広告に釣られてみるとどうなるでしょうか。
広告には2種類あります。
一つはあくまで控えめな広告。
もう一つは「的中率300%」だとか、「絶対勝てる」などといった過剰広告のパターンです。
気をつけてもらいたいのは後者です。
うまい話には「本当か?」といぶかしく思いつつもちょっと見てみたい衝動に駆られます。
買うのは簡単です。
ネットでクレジット決済すればすぐにでも情報を手に入れることができます。
しかし実際にその情報は役に立たないことがほとんどです。
彼らの「絶対勝てる」の言葉には裏があります。
彼らは何通りもの「コース」を用意しているのです。
予想はコースごとに違います。
つまり予想をいくつも示しておき、その中のどれか一つでも当たれば「的中!」と騒ぐのです。
これをあたかも外れた予想などはなかったことのようにしてふるまいます。
中には大胆にも「外れたら全額返金します」と謳う会社もありますが、同じからくりです。
なんとかして返金しないように、あの手この手を考えてマニュアルまで用意しているところもあるので、返金は期待できません。
そもそもコースがたくさん用意されるということは、利用者自身でどの予想が正しいか選択をしなければなりません。
競馬の予想で最も難しいのはこの選択です。
情報の取捨が難しいから頼ろうというのに、そこを避けようとする予想会社は初めから利用者に馬券を当ててもらおうという気がないのです。